研究展示

人間の科学

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情動はいつ変化するのか?どうやって測るのか?

実験室環境と日常生活における情動変化の計測

どんな研究

私たちの情動は、他者とのインタラクションをはじめとする外的環境と自分自身の内的変化による影響を受けて変化します。本研究では、実験室環境においてインタラクションが情動変化に及ぼす影響を調べるとともに、日常生活における情動の内的変化を評価する新しい枠組みを提案します。

どこが凄い

共同体験中の自律神経系の生体反応を計測する実験により、他者の情動から受ける影響がネガティブ情動とポジティブ情動で異なることを明らかにしました。日常生活のなかで起こる情動の内的変化を感性表現語(感嘆詞やオノマトペ)を用いて継時的に記録するセルフトラッキング方法を考案しました。

めざす未来

人と人のインタラクションによる情動変化の機序を解明することで集団パニックや盛り上がりのような社会現象のモデル化に貢献します。日常生活における情動の内的変化のパターンやそれに関わる要因を明らかすることは、ウェルビーイング向上をサポートする仕組みづくりに役立つと期待されます。

関連文献

  1. A. Murata, H. Nishida, K. Watanabe, T. Kameda, “Convergence of physiological responses to pain during face-to-face interaction,” Scientific Reports, Vol. 10, 450, 2020.
  2. A. Murata, S. Kumano, J. Watanabe, “協力場面における対人インタラクションの当事者評価と客観評価,” 電子情報通信学会技術研究報告, Vol. 118, No. 487, pp. 111-114, 2019.

ポスター

展示説明ムービー

連絡先

村田 藍子 (Aiko Murata) 人間情報研究部 感覚共鳴研究グループ
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