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触れる感覚が距離を越えて心をつなげます

触覚伝送による共感的な遠隔コミュニケーションの実現

触れる感覚が距離を越えて心をつなげます
どんな研究

コロナ禍で身体的なコミュニケーションが失われつつある中、遠隔時代でも気持ちを共有する共感的コミュニケーションを再構築するために、3つのフレームワークのデザインを解決手段としスポーツの場で遠隔地の家族がハイタッチの体験をする「リモートハイタッチ」を実現しました。

どこが凄い

社会の中で共感的コミュニケーションを実現するための枠組みとして、体験する人や体験の流れまで含めたストーリーのデザイン、触覚伝送を下支えする技術、そして関係する人々を包摂的に巻き込むコンテクスト3つの要素に整理し、実例をもってその有効性を示すことができました。

めざす未来

触覚伝送技術の標準化によって、遠くの人とでもお互いの存在を伝えあい、一緒にいるという感覚を感じられるコミュニケーションを誰でも実現できる社会をめざします。同時に個々人に沿った体験や、取り巻く周囲の人々が主体的に関われるような枠組みを創造します。

触れる感覚が距離を越えて心をつなげます
関連文献

[1] 早川裕彦, 大脇理智, 石川琢也, 南澤孝太, 田中由浩, 駒崎掲, 鎌本優, 渡邊淳司, “高実在感を伴う遠隔コミュニケーションのための双方向型視聴触覚メディア「公衆触覚伝話」の提案,” 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol. 25, No. 4, 2020.
[2] 渡邊淳司, “触れてつながる心と社会,” 電気学会誌, 141巻, 2号, 2021.

展示説明ムービー
Q&A
Q.質問/コメント A.回答
Q.質問/コメント

伝わる振動はハイタッチの感触に特化したものなのでしょうか。
例えばフィストバンプ(ベイマックスのバララララのような)や、指先で手のひらをくすぐったときのような感触の違いを伝えることはできますか。

A.回答

今回のシステムで使用している素材や計測装置の特性として低周波の振動を中心に計測、提示するもので、ハイタッチのような触れ方や、フィストバンプは可能ですが、指先の細かくくすぐることで生じる高周波は難しいです。

Q.質問/コメント

触れている手の位置は計測していますか?

A.回答

接触面で生じる振動の信号を音声信号のチャネルを通して伝送しています。

Q.質問/コメント

何人同時につなぐことができますか?

A.回答

技術的には何人でも同時につなぐことはできますが、一対多人数の場合は、問題ありませんが、多人数対多人数で繋いだ場合は人数が増えほど一人当たりの表示面が小さくなります。

Q.質問/コメント

どうやって振動を送っているのですか?

A.回答

接触面の振動は、一ヶ所で計測して遠隔地のデバイスの同じ位置に振動を提示しています。

ポスター
連絡先

駒﨑 掲、渡邊 淳司 (Kakagu Komazaki, Junji Watanabe)人間情報研究部 感覚共鳴研究グループ
鎌本 優(Yutaka Kamamoto)メディア情報研究部 情報基礎理論研究グループ
Email: cs-openhouse-ml@hco.ntt.co.jp

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